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クロスバイクを予約して3ヶ月待った挙げ句結局キャンセルした

2021-10-21

はじめに

6月に引っ越しをして駐輪場を手に入れたので、クロスバイクを買うことにした。結局別のメーカーのクロスバイクを買うことになったのだが、クロスバイクを買う時に色々と悩んだので、参考になればと思いキーボードを叩いている。在庫が不足しがちで、手元に届くまでに時間がかかるので、コロナ禍でものを買うのは難しい。

当時の判断軸

クロスバイクやロードバイクを所持している諸先輩方に色々話しを聞いたりネットの情報を参考にしていると、当時は下記を満たすクロスバイクを探していた。パーツ系は良いものを求めだすとキリがなく、沼に片足突っ込んでいる状態になっていた。

  • ブレーキはシマノ製が良い
  • 油圧ディスクブレーキの方が雨の日でも止まるし安心
  • カーボンフォークが振動少なくて良い
  • ケーブル類が内装されている方がメンテナンスをしやすい

その中でも黒色のラインナップがあり、デザインがかっこよいものとして、GIANTとTREKの下記2車種が良さそうと思っていた。各社2022年モデルが出ているので、現在はこの限りではない。

  • GIANT ESCAPE RX DISC(2021年6月時点で¥85,800)
  • TREK FX 3 Disc(2021年6月時点で¥94,600)

GIANT ESCAPE RX DISC TREK FX 3 Disc

価格的にGIANTの方が安かったのと、ジャイアントストアの方が家から近く、ジャイアントストアで買うとメンテナンスもしてくれるということだったので、GIANT ESCAPE RX DISCにした。他のメーカーと比較してもスペックから考えるとかなりコスパが良いと感じていた。

コロナ禍でのクロスバイク事情

コロナ禍でパーツが入ってこないのと、コンテナ不足によって、海外の工場で生産がなかなかできないし、生産しても日本に運べないということで、半年待ちとかが当たり前の状態のようだ。コロナ禍で密にならない移動手段として需要が上がっているのもあるだろう。6月時点でTREKに在庫を確認した際は今注文しても年明けになってしまいそう、という話だった。そんな中、ジャイアントストアに足を運んで在庫を確認してもらった際に8月中旬に入ってくるものがあるということだったので、それを確保してもらい、予約注文することにした。

クロスバイクを買う時の注意点

クロスバイクを初めて買ったので、知らなかったのだが、一般的なクロスバイクにはスタンドとライトは付いてこないものらしい。スタンドとライトと鍵で1万円くらいプラスされて、結局10万弱になった。思わぬ誤算だ。これからクロスバイクを買う人はこのあたりも考慮に入れて価格を検討してほしい。サイズ選びも難しいのだが、同じフレームの別車種に跨がせてもらいながらサイズを選んだ。分からないなりにもちゃんと跨ってみた方が良さそう。迷ったら小さめを選んだ方が無難なようだ。

ジャイアントの鍵はサドルに付けれるようになっていて便利

GIANTの鍵

写真のような感じで、鍵をサドルの下のブラケットに付けれるようになっていて、スマートに収納できて良い。たしかに、走っている時に鍵をどうする問題はある。

納期が伸びるとの連絡が入る

8月中旬ということだったのだが、9月になりそうとの連絡が入った。ちなみに、メーカー都合なので、キャンセルも可能だった。在庫がある他のメーカーの同スペックのクロスバイクを探そうかとも考えたが、どこのメーカーも同じような状況のようだったので、待つことにした。

いざ届く、が、しかし

3ヶ月待ちに待っていざ届いたので、整備に入るという連絡を受け取ったのだが、一点了承して欲しい点があるとの連絡が入った。ブレーキセットがSHIMANO UR300 160mm -> TEKTRO HDR280 160mmに仕様変更になり、TEKTRO製のものになるとのこと。シマノ製のブレーキが入ってこないらしく、価格的にはTEKTRO製のものの方が高いので、実質スペックアップだと言われたが、その言い草が引っかかった。部品が入ってこないなら仕方がないかとも思ったのだが、ちょうど同タイミングで2022年モデルの発表があり、ESCAPE RX DISCはESCAPE RX 2 DISCとして大体同スペックで、TEKTRO HDR280 160mmが搭載されていて、¥94,600と1万の価格アップがされていた。その上位モデルで¥137,500するESCAPE RX 1 DISCには、買おうとしていたモデルの仕様変更前のものと同じ、SHIMANO UR300 160mmが搭載されていたのだ。シマノ製のパーツが入手できないのであれば、上位モデルに搭載されているのは話が違うし、TEKTRO製のものが実質スペックアップという話なのであれば、上位モデルにSHIMANO UR300 160mmが採用されているのもおかしな話だ。パーツ自体の価格は「TEKTRO HDR280 160mm > SHIMANO UR300 160mm」なのかもしれないが、世の中の信頼度的に、「TEKTRO HDR280 160mm < SHIMANO UR300 160mm」なのであろう。営業トーク的には上手いとは思うのだが、納得感がなかったし、仕様変更前に注文したのだから、パーツがあるのであれば、仕様変更前のスペックで提供するのが筋なのではと思った。また、調べてみると、別メーカーのTEKTRO HDR280 160mmを搭載した車種の販売自粛をしている販売店もあり、ブレーキのことなので、万が一があってはいけないと思い、元々シマノ製のブレーキで探していたこともあり、キャンセルすることにした。今回もメーカー都合での仕様変更なので、キャンセル可能だった。

TEKTRO製油圧ブレーキ搭載モデルの販売自粛について - お知らせ - 十勝のスポーツバイク専門店| カクイチ・ヴェロ Kakuichi Velo

一瞬、今買うと1万高くなるものを1万安く買えるのだから、そのまま買ってしまえという気持ちも芽生えたが、やっぱり納得感がなかったのと、3ヶ月待ったことで冷静になり、盗難の可能性が高いものに10万も出すのはどうしたものかという感情が芽生えていたので、そのままキャンセルして、もっと手頃なクロスバイクを探すことにした。

おわりに

結果的に3ヶ月クロスバイクがない生活をした上に手元になにも残らない形となった。コロナ禍なので、追加で待たされたり、パーツが変更になるのは仕方がないとは思いつつも、今回の対応は納得感がなかった。今までがコスパが良すぎたのもあるだろうが、値上げしてしまったのもあり、同じ価格帯のものを買うとしても他のメーカーにするかなという気持ちになった。TEKTRO製のブレーキに関しても、上位モデルはしっかりしていて、TEKTRO製のものすべてがだめという訳ではないという話もよく見かけるのだが、今回買おうとしていたものはエントリーモデルだったので、避ける形を取った。乗ったこともないし、パーツに関しても素人のくせに、気にしすぎな気もしたが、安い買い物でもないし、どうせなら何の懸念もない状態で気持ちよく乗りたいと思ったのだ。

最終的に別のクロスバイクを買って、満足しているので、下記記事を参考にしてほしい。

Khodaa Bloomのクロスバイクを買った

キクナントカ

キクナントカ

ソフトウェアエンジニアをしています。Flutter、Rails、GatsbyJSを主に触っています。趣味でボードゲームを制作したり、個人開発したりしています。詳しくはこちら