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「基礎から学ぶ Flutter」を読んだ

2020-11-05

読んだ本

感想

Flutterで開発を始めた頃に読んだ。Flutter周りのドキュメントなどは英語で書かれていることが多く、英語で情報収集することが求められるのだが、そんな中でも数少ない日本語で書かれた本の中のひとつで、Flutterでの開発を始めるにあたって目を通しておくと良さそうに思った。英語圏に住んでいたという人でなければ、やはり日本語の方が学習効率は高いだろうし、ミスリードすることは少ないだろう。新たな概念を学ぶ際はなるべく日本語の書籍があれば目を通すようにしている。日本語が便利なのは英語も混ぜて表現できるところで、もちろん言葉の意味を理解することも重要なのだが、これはそういう概念なのだな、と判断できるメリットがあると思っている。

内容的には、DartやFlutterを知るには包括的によくまとまっている。もちろんFlutterや周辺のエコシステム自体も日々進化しているので、情報は古くなっていってしまうのだが、この本で一通り情報のインデックスを張った上で、リファレンスやネット上の情報で最新の情報を収集する、という学習の進め方が良さそう。知らないことには検索もできないので、Flutter関連の情報のインデックスを張るにはちょうど良い内容だと思った。初心者がいきなりこの本だけを読んで、なにかができあがるといったチュートリアル的な内容ではない。

状態管理については、最近台頭しているRiverpodなどは執筆当時は存在しなかったので、当然記述はないが、BLoCやProviderに関しては解説があるので、Riverpodが生まれた経緯として知っておいても良さそう。Reduxを使うパターンも解説されている。

紙で読んだのだが、やはりコードはシンタックスハイライトがないと読みづらいので、電子書籍版が良いのかなと思ったが、(実際に試した訳ではないので定かではないが、)コピペができないというレビューもあるので、GitHub上にコードを載せて公開しておいてもらえたりするとさらに良かったかもしれない。

総括として、初学者がこの本を読んで実際のアプリを作るにはステップが必要だが、概念を知るには良い本だと思った。日本語での書籍は国内でのFlutterの普及に大きく貢献していると思うので、執筆&出版していただいて、とてもありがたく思う。

キクナントカ

ソフトウェアエンジニアをしています。Flutter、Rails、GatsbyJSを主に触っています。趣味でボードゲームを制作したり、個人開発したりしています。詳しくはこちら