プレイして面白かったボードゲームを紹介していく。
ライナー・クニツィアのキングダム 完全日本語版
¥3,960(2020年08月30日時点)
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モダンアートで有名なボードゲームデザイナー、ライナー・クニツィアの作品。一国の領主となって、自国の土地からいかに多くの資金を得られるかを競うゲーム。縦5マス x 横6マスに城を配置して、その列と行に配置されたプラスタイルとマイナスタイルの合計と城のレベルを掛け合わせたものが資金となる。周囲の城のレベルを上げる魔法使い、列と行を分断する山、列と行の合計をそれぞれ2倍にする金脈、列と行のプラス分だけを無くすドラゴンなどの効果タイルもある。手順でやることは、城を配置するか、山札からタイルを引いて配置するか、手札のタイルを配置するかの3つだけ。
初見プレイでインスト込みで3人で1時間ぐらいだった。クニツィアのゲームなだけあって、面白かった。シンプルなのに、奥深く、ジレンマがうまく設計されている。「大きい数字のプラスタイルが置かれた列に城を置くと、その列に相手からマイナスタイルを置かれる」「城を配置するタイミングを見計らってタイルばかり置いていたら、城を置く場所がなくなっていく」「マイナスとプラスが混ざっていて、プラスが高いから城を配置したら、ドラゴンを置かれてマイナス分だけ残る」「城のレベルが4段階あるので、どの段階で最高レベルの城を配置するのか」「自分が置こうとしていたマスに先に配置されてしまう」「相手と差をつけられたくないから同じ列に城を配置する」「相手の邪魔ばかりをしていると自分に得点が入らない」といった様々な悩みがプレイしていると出てくる。ルールがわかりやすく、みんなで手軽に遊べるので、おすすめしたい。