「ブログをWordPressに移行した」という記事を書いて、1ヶ月も経たなかったが、やっぱりGatsbyに移行することにした。移行した理由は下記4点。
Wordpressでいくつか記事を入稿してみて、GutenbergがMarkdownを貼り付けるとよしなにGutenbergのブロックに変換してくれるのだが、やっぱり記事をプレビューしてて書き直したいことも多いし、Gutenbergのブロックに慣れなかった。ちょっと一文追加したいだけなのに、別のブロックになって、いやそっちじゃなくて、こっちのブロックの文末に追加したいんや、という小さなフラストレーションが多かった。やっぱり文章はMarkdownで管理したい。あと、Gutenbergが気遣いで字下げしてくれるのだが、個人的に字下げしないスタイルに統一していたので、この辺も相性が悪かった。
dev.toのように気になった記事があればページ読み込みなしでバシバシ読める方がやっぱり体験としては良いし、今後はWebアプリケーションやメディアはSPAが中心になっていくと思っているので、ブログもSPAで実現したくなった。dev.toをはじめ、SPAはページが切り替わったことに気づけないケースもあるが、この辺はインタラクションを工夫すれば済む話だと思うので、その辺も工夫していきたい。
画像読み込みの最適化などの課題は残しているが、自分が担当しているプロダクトを含めた法人向けビジネスのLPをGatsbyで最近作った。上記の理由にもあった通り、導入事例などをページ読み込みなしでバシバシ読んでもらえると良いなと思い、Gatsbyを採用した。本業でGatsbyも触っていて、とても良い技術だと感じていたので、採用技術を統一することで技術のキャッチアップ速度を高めたかった。
世の中の33%がWordPressでできていると謳っているくらい、WordPressは普及していて、プラグインを探せば大抵のやりたいことを実現できて、便利なのだが、その分、WordPressに詳しい人はかなり多いし、それで飯を食べている人も多い。一方で、Gatsbyは2017年あたりから広まり始めて、ブログを見かけるようになったが、まだまだ記事は少ないし、まだまだプラグインが足りていない機能もたくさんあって、知見を共有したり、コミュニティにコミットすることに価値がありそうだと感じた。足りない機能があれば、それをどんどん開発していきたい。また、StaticGenを見ている限り、最近Gatsbyが静的サイトジェネレータの中で人気が高まってきていて、コミュニティの活動も活発で、需要も高まっていきそうなので、投資をしていく判断をした。
ということで「GatsbyJSおじさん」としてやっていきたい。Gatsbyのことならkikunantokaに聞け、ぐらいになりたい。 Markdownで記事を管理しておけば、新しい技術が来た時の移行も簡単なので、Markdownで記事を管理する方向に寄せていきたい。今はStarterのテンプレートそのままだが、このブログが変わっていく様子も含めて、知見として提供していきたい。